BUMP OF CHICKENの変わらないこと、変わり続けること

私がBUMP OF CHICKENと出会ってからもう10年近くなる。

出会いは燻っていた高校時代。

明らかに他の何よりも違う角度からグサグサと私を刺してきて、最後には優しく包み込んでくれた。

 

ある人は天体観測、カルマ、花の名、supernova辺り、だろうか。

みんなが知っていて、でもすごく特別な時があるのがBUMPだと思う。

そこから離れていく人もいれば、ずっとずっと付いていく人もいる。

どっちがいいとか悪いとか、そういうことじゃない。必要な人には必要、ただそれだけのことである。

 

 

驚くべきことにBUMP OF CHICKENはずっと同じことを歌っている。

もうずっとずっと変わらない。同じことしか歌ってない。

ここでは一例だけれど、

 

・大切なのは「今」ー昔のあの記憶、出会いがあって「今」がある、今しか生きることができない。

・大切なのは「自分」 どんなことがあっても答えは自分の中にある、どうあがいたって自分は変われないし、自分にしかなれない。

 

 

★★★★

 

 

BUMPの音楽はいつ、どのタイミングで出会ったとしても、変わらない「ほんとうのこと」をうたっている。

どの曲が好きだって学ぶこと、助けてもらうこと気づくことは同じ。

人によって、時代によってひっかかるものは違うから、形を変えて発信され続けている。

それは音楽だったり言葉だったり様々だ。

 

BUMPを昔から知っている人はプラネタリウムで聴きなれないシンセ音が入ったことだったり、花の名やsupernova辺りの優しい歌声だったり、rayやbutterflyのピコピコした音だったり、その度に「変わっちゃったな」とか言って文句つけてたと思う。

 

でもそれらは彼らの音楽を、もっと届くべき場所へ向かわせるために必要だったことなのだ。

もっとわかりやすく言うと、彼らの歌うことは人間の本質を突いていて、とても大切なことである。

一度知ってしまえばその大切さはよくわかる。

こういう言い方をするのはあまり好きじゃないけど、もっと多くの人に届けたい。届かせるべき。

必要としている人にまで届く必要があると言った方が正しいか。

 

 

BUMPの音楽は悩んでいる時、道に迷った時、辛い時、しんどい時に強く刺さる。

その多くは中高生かもしれないし、もっと大人になってもそういう人は多い。

まだ気づかないでいる世代やゾーンにも知ってもらう必要がある。

形を変えたって伝わるものは同じだから、核は変わらないから。

 

そういう意味では『変われなかったシンガー同じことしか歌えない』

けれどさ、大切なことや本当のことってそんなに多くはないし、変わるもんじゃないぜ。

 

 

 

 

ディアマン

ディアマン

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